ラーマ

北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム 創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ セイバー ★4

FGO(Fate/Grang Order)のサーヴァント「ラーマ」の元ネタに関する書籍や映画などを紹介しています。間違いがありましたらご指摘いただけると嬉しいです。また、書籍の感想やお勧めの書籍や映画があれば、ぜひお知らせください。

ラーマはこんな人物

ラーマは、古代インドの二大叙事詩の1つ「ラーマーヤナ」の主人公。コーサラ王国の王子にしてヴィシュヌ、神の化身、薔薇色の瞳を持つ英雄で、インドの理想君主像であり、ダルマを体現したとされる。「ラーマーヤナ」の成立は紀元3世紀頃で、詩人ヴァールミーキが、ヒンドゥー教の神話とラーマ王子の伝説を編纂したもので、サンスクリットで書かれ、全7巻に及ぶ。ラーマーヤナは「ラーマ王行状記」の意味で、ラーマ王子が、誘拐された妻シータを奪還すべく、猿の将軍ハヌマーンとともに大軍を率いて、ラークシャサ(羅刹)の王ラーヴァナに挑む戦いを描いている。14年に及んだ戦いの末、ラーヴァナを破り、シータを取り戻すが、敵の猿バーリを背後からだまし討ちにしたため、バーリの妻はラーマに「たとえ后を取り戻すことができても、共に喜びを分かち合えることはない」と呪いをかける。シータが不貞を働いてるのではないかと疑念を持ったラーマに、シータは貞潔を証明するが、大地の中に消えていき、ラーマはシータと永遠に引き離されてしまった。(参考:ウィキペディア)。

マシュ
マシュ

シータ妃の不貞を疑ったラーマ王は、呪いの言葉通り永遠にシータ妃を失うこととなり、サーヴァントととなってもその呪いは解けていません。

管理人
管理人

実は「桃太郎」のルーツは「ラーマーヤナ」だという説があります。羅刹(鬼)の王ラーヴァナの住む島ランカー(今のスリランカ島です)に猿(ハヌマーン)などの動物のお供を連れて、鬼退治にいくというお話は、共通点が多いですね。

ラーマ関連書籍

ラーマーヤナ―インド古典物語 
河田 清史/第三文明社
やや古いんですが、子供でも読めるように比較的わかりやすく書かれた1冊です。上下巻になっています。ラーマは人間の王子として行動していますね。下のリンクは上巻。下巻はこちら。Amazon Kindleなど電子書籍版もあります。

 


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インド神話物語ラーマーヤナ 
デーヴァダッタ・パトナーヤク/原書房
2020年11月にリリースされたばかりの新訳。あとがきにもありますが、子供向けに訳されたものと、原点に忠実な難解なものとの間となるような訳です。原題は「Sita」で、シータの解釈がいまふうというか、自分で選んで1人で生きていく的な自立した女性という描かれ方ですね。上下巻。挿絵も多く、インド神話や文化についてのひとくちコラムもあり、わかりやすいです。下巻はこちら


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インド神話入門
長谷川 明/新潮社
とんぼの本シリーズ。「ラーマーヤナ」「マハーバーラタ」などのあらすじと主な登場人物(神?)について、ふんだんな図版とともにわかりやすく紹介。ざっとインド神話について知っておきたいという人にはおすすめです。



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ラーマ関連映画

ラーマーヤナ ラーマ王子伝説 
RAMAYANA: THE LEGEND OF PRINCE RAMA 1992年 / 監督:ラーダ・クリシュナ・ジャガルラームディ

日印国交樹立40周年記念作品で、日本とインドが共作した長編アニメ・映画祭や小さな映画館などで上映された作品です。東京外大のサイトに掲載されている作品紹介が、人物相関図などもあって、「ラーマーヤナ」のわかりやすい解説になっています。


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