第四特異点『死界魔霧都市 ロンドン』 キャスター ★3
FGO(Fate/Grang Order)のサーヴァント「 メフィストフェレス 」に関する書籍や映画などを紹介しています。間違いがありましたらご指摘いただけると嬉しいです。また、書籍の感想やお勧めの書籍や映画があれば、ぜひお知らせください。
メフィストフェレスはこんな人物
メフィストフェレス(Mephistopheles)は、ドイツのファウスト伝説(錬金術や占星術を使う黒魔術師ファウストは、悪魔と契約して最後には魂を奪われたという伝説)やそれを題材とした文学作品に登場する悪魔。中でもゲーテの「ファウスト」が有名。
ファウスト伝説のメフィストフィレスは、現世におけるファウストの望みを叶える代わりに、その魂をもらう(死後は自分の支配下に置く)契約をファウストと取り交わす。メフィストフィレスは契約に忠実な様子を見せる一方で、言葉巧みにファウストを操作しようとする。結末は作品によって異なっており、メフィストフェレスが目的を達する作品もあれば、魂を手に入れらずに終わる作品もある。(参考:ウィキペディア)

ゲーテの戯曲「ファウスト」では、誘惑の悪魔メフィストフェレスは「人間を堕落させ悪事を働かせることができる」がどうか神と賭けを行います。また、「ワルプルギスの夜」の章には、オベロンとティターニアの金婚式のシーンが登場します。
メフィストフェレス 関連書籍
史上最高に面白いファウスト
中野 和朗 /文藝春秋

ドイツ文学の古典名作として、必ず名前の挙がるゲーテの「ファウスト」ですが、戯曲ということもあり、読みやすいとは言えず、実際読んだ人の数はあまり多くないのでは、と思われる「ファウスト」をわかりやすく紹介。原作はちょっと……と思う方にもおすすめです。
ファウスト
手塚治虫 /文藝春秋

手塚作品としてすごく面白いとはいいがたいのですが、スピーディにサクサクとファウストを読むことができます。手塚治虫は「ファウスト」にこだわりがあったようで、「ファウスト」を戦国時代の日本に置き換えた「百物語」、現代に置き換えた「ネオ・ファウスト」(悪魔はいずれも美しい女性の姿)など他の作品でも取り上げています。

ファウスト
ゲーテ /岩波文庫

岩波文庫は全2巻。訳者は相良守峯氏。
人間の活動はとかく弛みがちなもので、
「ファウスト」岩波文庫
得てして無制限の休息を欲する。
だからわしは彼らに仲間をつけてやって、
彼らを刺戟したり促したり、悪魔としての仕事をさせるのだ。
ファウスト
ゲーテ /新潮文庫

こちらも全2巻。一番入手しやすいかな?と思います。訳は高橋義孝氏。
人間の営為は中道にして熄みやすく、
「ファウスト」新潮文庫
とかく無為を欲したがるものだ。
それだからこそああいういたずら者を人間に添わせて、
人間を突っついたり働かせたり、悪魔としての仕事をやらせておくのだ
新訳決定版 ファウスト 第一部
ゲーテ /集英社文庫

「ファウスト」翻訳の中では新しい訳です。 池内 紀氏訳。
人間は何をするにせよ、すぐに飽きて休みたがる。
「ファウスト」 集英社文庫
だからこそ仲間をつけてやろう。
あれこれ手出しをして引きまわす悪魔が相棒だ。
メフィストフェレス 関連映画

2011年のアレクサンドル・ソクーロフ監督作「ファウスト」は第68回ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞した話題作なのですがァ、おやおやおやァ?!ワタクシ「メフィストフェレス」は登場しないのですよ! 監督曰く「メフィストフェレスはスピリチュアルな存在であるべき」だそうで、なんとも残念ですねぇ!!
ファウスト
1994年・チェコ /監督:ヤン・シュヴァンクマイエル

ファウスト伝説を、独自の解釈で映像化。実写と人形劇とストップモーションアニメによる不思議でシュールな異色作です。つい先日初Blu-ray化されました。
悪いことしましョ!
2000年米 /監督:ハロルド・ライミス

何をやってもうまくいかないエンジニアのエリオットの前に、「魂をくれたら7つの望みをかなえてあげる」とセクシーで魅力的な悪魔が現れた。ブレンダン・フレイザーとエリザベス・ハーレーによるコメディ版ファウスト。実は1967年の同名映画リメイクで、ダドリー・ムーア、ラクエル・ウェルチが主演。
グノー 歌劇「ファウスト」
2019年 /演出:デヴィッド・マクヴィカー

グノー作曲の歌劇「ファウスト」。2019年の英国ロイヤル・オペラ上演作品です。舞台を16世紀のドイツから作曲当時の19世紀後半のパリに移した演出。指揮者は違いますが2019年には日本でも公演を行いました。
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