第二部およびイベント「イマジナリ・スクランブル 」 ライダー ★5
FGO（Fate/Grang Order）のサーヴァント「ネモ」の元ネタに関する書籍や映画などを紹介しています。間違いがありましたらご指摘いただけると嬉しいです。また、書籍の感想やお勧めの書籍や映画があれば、ぜひお知らせください。
シオンに幻霊として召喚されたキャプテン・ネモは、海神トリトンとジュールベルヌの小説「海底二万里」に登場するネモ船長が合わさったサーヴァントです。
ネモはこんな人物
ネモ船長（Capitaine Nemo）は、フランスの作家、ジュール・ベルヌが1870年に発表した小説「海底二万里」の登場人物で、同作に登場する潜水艦「ノーチラス号」の艦長。「ネモ」は本名ではなく、ラテン語の「誰でもない」の意。
「海底二万里」では謎に包まれた人物のままで物語は終わるが、後に書かれた「神秘の島」では、彼の正体が明かされる。インドのバンデルカンド地方の大公の息子であり、イギリスからの独立を夢見る父の勧めで渡欧。帰国後、反乱を起こし、同時期に起きたインド大反乱で妻子を亡くしたのち、研究に没頭、ノーチラス号を開発する。その後、圧制に対して戦う世界中の活動家たちに資金提供を行うが、30年後、太平洋上の孤島の海底洞窟にノーチラス号を格納し、そこで余生を過ごすことを決める。（参考：ウィキペディア）
ピクサーのアニメ「ファインディング・ニモ」のクマノミの「ニモ」はネモ船長の名前からとったものです。東京ディズニーシーには「海底二万マイル」というアトラクションや「ノーチラス号」、「ノーチラスギャレー」というレストランもあります。
トリトン（Trītōn）は、ギリシア神話に登場する海神。ポセイドーンとアムピトリーテーの息子。人間の上半身と魚の尾を持つ人魚のような姿で描かれることが多い。三叉の矛（トライデント）と波を起こしたり鎮めたりするほら貝を持つ。（参考：ウィキペディア）
ネモ関連書籍
「海底二万里」は子供向けのものも含めて各社から出版されています。
海底二万里
ジュ－ル・ベルヌ／新潮文庫
新潮文庫版は上下2巻。オリジナル版の挿絵が使われており、カバーの他の新潮文庫の作品とはちょっと違う紙を使用していたりして、ボリュームはありますが、訳も2013年と新しく、個人的にはこれがおすすめです。巻末に100ページを超える註がついています。下巻はこちら。上下巻並べると表示の絵がつながって、ノーチラス号の全貌になります。
海底二万里
ジュ－ル・ベルヌ／創元SF文庫
1冊で読みたいという方に。創元SF文庫では、他のベルヌの作品を同じ装丁で統一しているため、揃えたい方にはいいかも。1冊になってるとはいえ、短いわけではなく、ボリュームはありますのでｗ
神秘の島
ジュ－ル・ベルヌ／偕成社文庫
こちらは3部作。アメリカ南北戦争で、南軍の捕虜となった技師・サイラス・スミスら北軍支持者たちは、気球を奪って逃亡を図るが、嵐に遭い、無人島に漂着する。島を開拓する中、何者かの連絡をうける。スミスたちはその連絡をたどり、海底洞窟と潜水艦を発見する。
ネモ関連映画
海底2万マイル （海底二万哩）
20000 Leagues Under the Sea 1954米／監督：リチャード・フライシャー
ディズニー制作の実写映画です。さすがに古い作品ななので、特撮は今のCG映画とは比べられませんが、これはこれで味がある感じです。ネモ船長はジェームズ・メイソン。ディズニーによるリメイクの話が上がっては頓挫していて、2016年にブライアン・シンガーが監督に決まったというニュースかありましたが、いまだお目見えせず。
リーグ・オブ・レジェンド 時空を超えた闘い
The League of Extraordinary Gentlemen 2003・米 ／ 監督：スティーヴン・ノリントン
アメコミ「リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン」が原作（ゲームとは関係なし）。19
ふしぎの海のナディア
1990年 ／ 総監督：庵野秀明
1990年から1991年にかけてNHKで放送されたアニメ。「海底二万マイル」と「神秘の島」を原案にしています。ちょうど2020年12月16日にBlu-layボックスが発売されたばかりです。ネモ船長（「艦長」とよびたくなる風貌と服装です）の声は大塚明夫。
SF巨大生物の島
1961年米・英 ／ 監督：サイ・エンドフィールド
レイ・ハリーハウゼンが視覚効果を担当した「神秘の島」の映像化、なんですが、原作からはかなり離れた展開で見どころは、レイ・ハリーハウゼンのストップモーションアニメ。カニ、鳥、ハチが巨大化して登場。ネモ船長を演じるのは、「ピンク・パンサー」シリーズのドレフュス主任警部役で知られるハーバート・ロム。
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