序章 炎上汚染都市冬木 ランサー ★3/ キャスター ★3/ バーサーカー ★5
FGO(Fate/Grang Order)のサーヴァント「クー・フーリン」の元ネタに関する書籍や映画などを紹介しています。間違いがありましたらご指摘いただけると嬉しいです。また、書籍の感想やお勧めの書籍や映画があれば、ぜひお知らせください。
クー・フーリンはこんな人物
ケルト神話の半神半人の英雄。ケルト神話の1グループアイルランド神話の4つのサイクル(物語群)の「アルスターサイクル」に登場する英雄。「赤枝騎士団」に所属し、影の国の女王スカサハのもとで武術と魔術を修業、スカサハから魔槍「ゲイ・ボルグ」を与えられる。多くの武勲をたてるが、自ら戦いを望まず、人々を窮地から救うため、友や自分たちの名誉を守るため、やむにやまれぬ戦いに挑んだ。武人としての名誉と節度を重んじ、女を手に掛けることがなかったという。(参考:ウィキペディア)
クー・フーリン関連書籍
ケルト神話 炎の戦士クーフリン
ローズマリー サトクリフ /ほるぷ出版
サトクリフによる英雄譚の新装本が2020年に発売に。クー・フーリンの誕生から死までの物語。「クー・フーリン」の名前の由来、フェルグスやスカサハとのエピソードなど解説ではなく物語なのが読みやすいです。ちくま文庫から出ているフィン・マックールの物語との合本「炎の戦士クーフリン/黄金の戦士フィン・マックール―ケルト神話ファンタジー 」はこちら。文庫ですが、1冊で2作読めるので、お得感は文庫。
ケルトの神話―女神と英雄と妖精と
井村 君江 / ちくま文庫
ケルトの歴史から始まり、ケルト神話の中でも神話サイクル、アルスターサイクル、フィアナサイクルから主要なエピソードのあらすじを紹介しており、入手しやすく価格も手ごろなので入門書的な1冊。
ケルト幻想物語
ウィリアム・バトラー・イェイツ/ちくま文庫
アイルランドの詩人イェイツ編集による物語集。「ク・ホリンの騎士叙勲」収録。「魔女・妖精」「巨人」「王と戦士」など項目ごとに詩や物語が分類されているのでわかりやすい。1本1本も長くない。
鷹の井戸
ウィリアム・バトラー・イェイツ/角川文庫
クー・フーリンの物語をもとにしたイェイツによる戯曲。日本の能に影響されて作られたという。クー・フーリンが永遠の生命を求めてたどりついた井戸で水を求めたところ、老人がこの井戸は涸れており、これまで三度しか水は湧いたことがないと言う。問答ののち、井戸の傍にいた女が鷹となって舞い始める。
クー・フーリン関連映画
意外にもケルト神話の英雄を描いた映画は見当たらないんですよね。数年前、マイケル・ファスベンダーがケルト神話の勇士(おそらくクー・フーリン)を演じるというニュースがあったのですが、その後進行していないようです。
ベスト・オブ・リバーダンス
映画ではないんですが、リバーダンスのDVD。「クーフランの哀歌」という曲が収録されています。リバーダンスは、アイルランドのダンスや民族音楽、歴史やケルトの思想などを盛り込んだダンス。群舞での一糸乱れぬ足さばきがすごいですよね。
ケルティック能 鷹姫
こちらも映画ではなく、動画しか発見できなかったんですが、イェイツの戯曲「鷹の井戸」をもとにした、ケルティック 能「鷹姫」。2017年に東京で公演されたもので、イベント尾や作品の詳細な解説ページはまだ残っています。
コメント