ガラテア

イベント「アキハバラ・エクスプロージョン」 バーサーカー★5

FGO(Fate/Grang Order)のサーヴァント「ガラテア」の元ネタに関する書籍や映画などを紹介しています。間違いがありましたらご指摘いただけると嬉しいです。また、書籍の感想やお勧めの書籍や映画があれば、ぜひお知らせください

ガラテアはこんな人物

ガラテア(Galateia)は、ギリシア神話に登場する女性。現実の女性に失望したキプロスの王ピュグマリオーンが女神アプロディーテの姿に似せて象牙で女性の像を彫った。自らが作った美しい彫像に恋焦がれたピュグマリオーン王は、彫像が人間となるよう神に祈りをささげた。その祈りを聞き届けたアプロディーテは、彫像に命を与える。人間となったガラテアは。ピュグマリオーンと結ばれた。(参考:ウィキペディア

後日談。ピュグマリオーンとガラテアは娘パボスをもうける。そのパボスの息子で、後のフェニキア王キニュラスには美しい娘ミュラーがいたが、アフロディーテを敬わなかったことから、女神の怒りをかい、父キニュラスを愛するように仕向けられた。顔を隠して父と密通、子を身ごもってしまう。逃げ出したミュラーは没薬(ミルラ)を滴らせる木に姿を変えた。その木から生まれた美少年アドニスにアフロディーテは魅了されてしまう……という因果な物語へと続く。

マシュ
マシュ

心理学で用いられる「ピグマリオン効果」とは、教師の期待によって学習者の成績が向上することで、人間は期待された通りに成果を出す傾向があることの現れとされています(参考:ウィキペディア

ガラテア関連書籍

よく知られたエピソードなので大体のギリシャ神話の本に登場しています。

オウィディウス 変身物語
オウィディウス / 岩波文庫
ガラテアが登場する「ピュグマリオン」は下巻。「ガラテア」という名前は出てきませんが、キプロスの王ピュグマリオンが、女性に失望し象牙で作った彫像を愛する話です。ピュグマリオンの愛情っぷりが結構細かく書かれていまして、指輪などの宝飾品を贈ったり(飾り付けるわけですが)、寝具に寝かせて枕を当ててやったり、話しかけて、抱きしめ、キスをするとかなりアブナい溺愛っぷりです。


Amazon 楽天BOOKS


ピグマリオン 
 バーナード ショー/光文社古典新訳文庫
直接神話とは関係ありませんが、映画、舞台になった「マイ・フェア・レディ」の原作です。ロンドン下町の下品な言葉遣いの花売り娘イライザは、著名な言語学者ヒギンズに自分の言葉遣いを直してほしいと頼み込む。タイトルの由来は、ガラテアを彫刻したピュグマリオーンは、像を見ているうちにガラテアが服を着ていないことを恥ずかしいと思い始め、そののち彫像に恋をするようになるエピソードから。


Amazon 楽天ブックス


名画の謎 ギリシャ神話篇
中野京子 /文春文庫
表紙の絵画が、まさにジャン・レオン・ジェローム「ピグマリオンとガラテア」(メトロポリタン美術館)です。ガラテアが彫刻から人間へと変わっていく途中を描いており、肌と象牙の境目あたりがなんともセクシーです。神話を描いた絵画には、描かれた人物(というか神)を暗示するモチーフがそこかしこにちりばめられていて、それについての解説も楽しい。


Amazon 楽天BOOKS

ガラテア 関連映画

マイ・フェア・レディ
My Fair Lady 1964年・米 / 監督:ジョージ キューカー
上記の戯曲「ピグマリオン」のミュージカルを映画化。イライザはオードリー・ヘップバーン。「踊りあかそう」や「君住む街角」など名曲がいっぱいです。実は原作の戯曲とは結末が違います。

 


Amazon 楽天BOOKS

Amazon prime

コメント

タイトルとURLをコピーしました