キルケー

異端なるセイレム キャスター ★4

FGO(Fate/Grand Order)のサーヴァント「キルケー(オケアノスのキャスター)」に関する書籍や映画などを紹介しています。間違いがありましたらご指摘いただけると嬉しいです。また、書籍の感想やお勧めの書籍や映画があれば、ぜひお知らせください。

キルケーはこんな人物

キルケー(古代ギリシャ語で「鷹」の意)は、ギリシア神話に登場する魔女。アイアイエー島に住み、薬草や薬学の知識に長け、変身の魔法を使うことで知られる。島を訪れた異国の客をもてなす際に、飲物に故郷を忘れる薬を混入し、彼らを動物に変身させたという。

トロイア戦争で勝利したオデュッセウスが、アイアイエー島にたどりついた際にも、キルケーは、魔力を込めた飲料「キュケオーン」などでもてなし、部下を動物に変えてしまうが、オデュッセウスはヘルメスの加護により魔法を見破ったため、彼女から好意を寄せられる(子供をもうけたといわれている)。1年後、オデュッセウスが立ち去る際には、セイレーンやスキュラなどの難敵を避ける助言を得る方法を彼に与えたという。美しい髪の持ち主だといわれ、妖しい美貌の魔女として、しばしば美術作品の題材となっている。コルキス王アイエーテースの妹で、メディアは姪にあたる。ちなみに妹はパーシパエー(クレタ王ミーノースの妻で、アステリオスの母)。(参考:ウィキペディア

管理人
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アルゴー号もアイアイエー島に立ち寄っています

キルケー関連書籍

もっと知りたい「怖い絵」展
中野京子 / 角川書店
2019年に実施され話題となった「怖い絵展」。最高3時間待ちの美術展の目玉の1点がジョン・ウィリアム・ウォーターハウス「オデュッセウスに杯を差し出すキルケ」でした。この絵の怖いポイントは、右下にいる豚さん。そう、豚に変えられたオデュッセウスの部下ですね。つまり(これからアンタも豚にしたげるわよ)と艶っぽく杯(キュケオーン入ってるのか?!)を差し出してる場面です。


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マシュ
マシュ

ジョン・ウィリアム・ウォーターハウスは、嫉妬に狂いスキュラが水浴する海に彼女を怪物に変えてしまう毒薬を注ぎこむ「嫉妬に燃えるキルケ」などほかにもキルケーさんを描いています。


オウィディウス 変身物語〈下〉
オウィディウス / 岩波文庫
古代ローマの詩人オウィディウスによる神話原点の1つ。変身にまつわる物語を集めたものだが、ギリシャ・ローマ神話の主だったエピソードはほぼ収録されています。キルケーに関する物語は、下巻に「スキュラとキルケ」「マカレウス オデュッセウス キルケ」を収録。

 


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管理人
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怪物スキュラは、元は美しい乙女。スキュラに恋をした海神グラウコスが、彼女の気をひく惚れ薬をもらおうとキルケーに相談したところ、グラウコスを気に入ったキルケーは自分を選ぶよう勧めるが、断られます。キルケーは怒りの矛先をスキュラに向け、怪物に変えてしまったとか。その逆恨み、ひどくないですか?

 

メディアリリィ
メディア

キルケー叔母様はそういう方なんです……


オデュッセウスの航海―マンガ・ギリシア神話〈8〉
里中満智子/中公文庫
オデュッセウスの航海についてまるっと1巻。コラムで、「オデュッセイア」の後日談「テーレゴネイアー」の話を紹介しています。キルケーとオデュッセウスの子、テーレゴノスが成長しオデュッセウスに会いにイタケー島に赴くが、誤って父を殺めてしまう。嘆いたテーレゴノスは、オデュッセウスの妻ペネローペーと異母兄テーレマコスを伴ってアイアイエー島に戻り、キルケ―はテーレマコスと、テーレゴノスはペーネロペーと結婚した……という話をトンデモ後日談として紹介しています。確かにヒドイw


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オデュッセイアー
ホメロス/岩波文庫
「イリアス」と並ぶ古代ギリシャの挑戦叙事詩。トロイア戦争終結後、オデュッセウスが故郷イタキーに帰還するまでを描いたもので、キルケーが登場するのは下巻。自分の魔術が効かないオデュッセウスに好意を抱き、もてなすが、故郷に帰る意志を捨てないオデュッセウスに、冥界の預言者テイレシアースに会うこと、スキュラやセイレーンから身を守る方法を授ける。

 


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キルケー関連映画

ユリシーズ
Ulisse 1954年/監督:マリオ・カメリーニ。
「ユリシーズ」は「オデュッセウス」の英語での呼称。キルケと妻ペネロペが同じ女優さん(シルヴァーナ・マンガーノ)が演じているのが、皮肉なのかコスト削減なのかw ユリシーズはカーク・ダグラス。古い映画の割に頑張ったアクション大作です。


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長いので本編収録です。


オデュッセイア/魔の海の大航海
THE ODYSSEY 1997年/監督:アンドレイ・コンチャロフスキー
FFコッポラが。製作総指揮を務めたTVムービー。タイトルは「オデュッセイア」ですが、トロイア戦争の話もやや含まれていまして、アキレウスやヘクトールも登場しますが、パリスやヘレネはでてこない。オデュッセウスがアーマンド・アサンテ。しかしわきがかなり豪華で、ペネローペーはグレタ・スカッキ、アテナにイザベラ・ロッセリーニ。クリストファー・リーも出ています。肝心のキルケーはといいますと、バーナデット・ピーターズ。ヴァネッサ・ウィリアムズ演じるカリュプソーのほうが存在感大きく、キルケーは写真や予告編にでてこない……。ちなみにテレビで放送されたときは「オデュッセイア・勇者オデッセウス魔の海の大航海」というタイトルでした。


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