アスクレピオス

Lostbelt No.4 創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ キャスター ★3

FGO(Fate/Grand Order)のサーヴァント「アスクレピオス」の元ネタに関する書籍や映画などを紹介しています。間違いがありましたらご指摘いただけると嬉しいです。また、書籍の感想やお勧めの書籍や映画があれば、ぜひお知らせください。

アスクレピオスはこんな人物

アスクレピオスは、ギリシア神話に登場する英雄の1人で優れた医者。アポロンとテッサリア王の娘コロニスの子。カラスの告げ口でコロニスの不貞を知ったアポロンは、コロニスの命を奪うが、コロニスが宿していた子(アスクレピオス)を救い出し、ケイローンに預ける。成長し、優れた医師となったアスクレピオスは、アルコノーツの一員にも加わるなど活躍、アテナからメドゥーサの血液をもらい受け、ついに死者を蘇らせる薬を作り出した。だが、そのことが冥界の王ハデスの怒りにふれ、ゼウスの雷霆で殺されるが、功績を認められへびつかい座となり、神の一員に加わることとなる。医学の守護神と祀られ、杖にヘビの巻きついたモチーフは「アスクレピオスの杖」と呼ばれ、医の象徴として世界中で用いらている。(参考:ウィキペディア

ダヴィンチ
物知りの天才

アポロンにコロニスの不貞を付け口したカラス(カラスの嘘という説も)は、アポロンの怒りをかい、それまで白かった羽は真っ黒になり、言葉も取り上げられて今の姿になったそうだよ。

マシュ
賢い後輩

アスクレピオスさんを殺されたアポロンさんは、怒りの矛先をゼウスの雷霆を作った一つ目の巨人・キュクロプスたちに向け、彼らを皆殺しにしたそうです。そのことで、ゼウスに罰せられ、一時期羊飼いとして家畜の世話をさせられたとか。

パリス
パリス

なーんだ、アポロン様も羊飼い仲間だったんですね!!

アスクレピオス関連書籍

現代医療とギリシャ神話 
岡本 五十雄 /中西出版
医学用語から神話を解説するユニークなエッセイ。アスクレピオスは冒頭の序章で「なぜ蛇と杖なのか」で登場します。体の部位や心理学用語、薬の名前などあちこちに神話由来の用語がつかわれており、アキレス腱やエディプス・コンプレックスなどよく知られたものから、へえ~これもがと思うものまで。似たような書籍で「ギリシャ・ローマ神話に隠された医学用語―ストーリーを楽しもう」もありますが、こちらのほうが新しいので。

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マンガ ギリシア神話〈3〉冥界のオルフェウス 
里中 満智子 / 中公文庫
「アスクレピオス」の項あり。死を克服したアスクレピオスに、ハデスの抗議があってゼウスが罰を下した、というくだりで、ハデスが「いつか死を迎えるからこそ生が尊い」と語っており、「ハデスの怒りをかい」とあっさりした説明の本が多かったので、説得力がありました。ただし、アスクレピオスの母コロニスについては、流される節操ない女的な感じの描かれ方でしたね。

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医神アスクレピオス: 生と死をめぐる神話の旅 
カール ケレーニイ /白水社
アスクレピオスをまつる地を、ローマから始まり、時をさかのぼって旅して行く。翻訳物でもあり、あらかじめギリシャ・ローマ神話について少しは名称など知っているとわかりやすいかと思います。



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私のギリシャ神話
阿刀田高 / 集英社文庫
著者には「ギリシャ神話を知っていますか」もありますが、こちらは紹介している人物(神々)が多いことと、ゆかりの地を訪れた旅行記を兼ねたエッセイになっています。アスクレピオス以外にも、ヘラクレスやイアソン、メディア、アルテミスなど同じみの神話メンバーを取り上げています。廃刊ですが、Kindle版もあり。

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