荊軻

永続狂気帝国 セプテム 人智統合真国 シン アサシン ★3

FGO(Fate/Grang Order)のサーヴァント「荊軻」の元ネタに関する書籍や映画などを紹介しています。間違いがありましたらご指摘いただけると嬉しいです。また、書籍の感想やお勧めの書籍や映画があれば、ぜひお知らせください。

荊軻はこんな人物

荊軻(けいか ? ~ 紀元前227)は、中国戦国時代末期(秦代)の刺客。燕の太子・丹の命を受け、毒を塗った匕首で秦王の政(後の始皇帝)を暗殺しようとするが、あと一歩というところで失敗、命を落とす。一説によると同行する旧友の到着を待って暗殺に向かう予定だったが、臆病風に吹かれて出立しないのでは、と言われたため、太子の用意した助手を連れて旅立つが、いざその時に助手の男が動けず、暗殺が失敗に終わったという。暗殺は未遂に終わったが、始皇帝は、荊軻の死体を切り裂くほど激高した。

荊軻は、「始皇帝を暗殺しようした男」として、司馬遷の「史記」をはじめ、後世、多くの詩文や物語に取り上げられた。出発の日、もはや生還はかなわぬと「風蕭々として易水寒し。壮士ひとたび去って復た還らず(蕭蕭兮易水寒 壮士一去兮不復還)」の詩を残して旅立ったという。読書と剣術を好んで修行、日々酒を酌み交わす風流の人だった。(参考:ウィキペディア

マシュ
マシュ

荊軻さんが友人で筑(打楽器の一種)の上手い高漸離と酒を飲んでは、歌い、酔い、騒ぎ、まるで傍に人がいないかのような振る舞いをしていた、という故事から「傍若無人」という言葉が誕生したそうです。荊軻さんのスキルにもなっています。

荊軻
傍若無人

ん~♪なんかいった~?♪「恋はドラクル」いきまーす♪

荊軻関連書籍

史記列伝
司馬遷 /岩波ワイド版文庫
司馬遷による歴史書「史記」は、全130巻。「本紀」「書」「表」「世家」「列伝」からなり、著名な人物に浮いて記した「列伝」には、70篇からなります。荊軻については「刺客列伝 第二十六」に記されています。岩波文庫の「史記列伝」全5巻の第二巻に収録。また、燕太子が白虹が日を貫くのを見たが、貫徹していないため、荊軻の始皇帝暗殺が失敗したのを覚ったという「白虹貫日(白虹日を貫けり)」の逸話が、列伝第二十三の鄒陽の条に記されています。


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マシュ
マシュ

紫式部さんの「源氏物語」の「賢木」の巻で、源氏の君が兄・今上帝の元を退出した折、すれ違った頭の弁(弘徽殿大后の甥)から「白虹貫日 太子畏之(白虹日を貫けり 太子畏じたり)」と聞こえよがしに言われる場面があります。源氏の君が謀反を企ててるのではと遠回しにあてこすっているシーンです

管理人
管理人

これってつまりは、当時かおるっちが「史記」を読んでいたってことだよね。すごーい!(でもなぎこさんのこと「真名書き散らし」と言えないくらい、自分も知識をひけらかしてないか?)

マシュ
マシュ

(あからさまではなく、意味を理解したうえでさりげなく物語に織り込んでいるところが違うといいたいのではないかと思わます)


史記 
横山光輝 /小学館文庫
中国史のマンガといえばこの方、横山光輝センセイ。「三國志」が有名ですが「史記」も文庫版全11巻(単行本は15冊)の大作です。荊軻が登場するのは第5巻(単行本では第7巻)。主に始皇帝の時代と人物についての巻になります。全巻セットはこちら

 


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刺客荊軻 
塚本靑史 /日経学芸文庫
中国史を題材にした歴史小説を多く手掛ける作者の荊軻伝。幼少期から始皇帝暗殺を実行するに至るまでの荊軻の人生をを描いています。暗殺に失敗し、死を迎える瞬間に、荊軻は太子も知らなかった真実を知る……。

 


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中国侠客列伝 
井波 律子 /講談社学術文庫
中国の史書に登場する実在の人物、小説に登場する架空の人物取り混ぜ「侠客」を時代順に紹介。前半は荊軻や劉邦、劉備などを実在の人物を、後半は水滸伝、桃花扇など物語の登場人物を取り上げています。「水滸伝」では燕青について紹介しているのでFGO亭には二度おいしいかも。


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荊軻関連映画

始皇帝暗殺 
荊軻刺秦王 The Emperor and the Assassin 1998年 / 監督:チェン・カイコー

紀元前3世紀・戦国時代の中国。秦の人質となっている趙姫は、秦王の政(始皇帝)が故郷に攻撃を仕掛けることを恐れ、政を憎む燕の太子・丹に秦王暗殺を唆し、それに乗じてすべての国を無血降伏させる策を練る。丹とともに燕に着いた趙姫は、刺客の荊軻と出会う。趙姫はコン・リー。中国・日本・仏の合作で咸陽宮などセットも豪華です。


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始皇帝暗殺 荊軻 
荊軻傳奇 2004年 中国

平和を愛する少年が成長して刺客となり始皇帝の暗殺に旅立つことになる経緯を、新たな解釈で描いた中国のTVドラマ。紀元前260年、長平の戦いで秦に敗れた趙。流浪の民となった一段の中に慶(後の荊軻)がいた。慶は、母を亡くした少女小滬、秦からの人質として趙の将軍の養子となっていた少年・於期と出会い仲良くなっていく。


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