第三特異点「封鎖終局四海:オケアノス」 ライダー ★5
FGO(Fate/Grand Order)のサーヴァント「フランシス・ドレイク」の元ネタに関する書籍や映画などを紹介しています。間違いがありましたらご指摘いただけると嬉しいです。また、書籍の感想やお勧めの書籍や映画があれば、ぜひお知らせください。
BBA ドレイクや拙者、その他海賊サーヴァントの活躍した年代は「海賊」をみてほしいでござる!
フランシス・ドレイクはこんな人物
フランシス・ドレイク(1543年頃 – 1596)は、エリザベス朝のイングランドの海賊(私掠船船長)であり、海軍提督。イングランド人として初めて世界一周を達成し、ホーン岬とドレーク海峡を発見する。帰港後、金銀財宝60ポンドを女王に献上。その功績が認められ、「サー」の称号を受ける。また、1588年のアルマダの海戦では艦隊の司令官としてスペインの無敵艦隊を撃破した。FGOのドレイクの宝具「黄金の鹿号(ゴールデンハインド)」は世界一周時の船の名前。元は「ペリカン号」だったとか。(参考:ウィキペディア)
フランシス・ドレイク関連書籍
世界史をつくった海賊
竹田 いさみ /ちくま新書
海賊についてというより、エリザベス一世の時代、まだ弱小国だったイングランドがいかにして英富を得て、国を発展させていったか、その発展の陰に(というか表に)海賊あり――を解説。英国は、ドレイクが女王に献上した資金を元に貿易立国への道を歩んでいく。
海賊キャプテン・ドレーク イギリスを救った海の英雄
杉浦 昭典 /講談社学術文庫
これは小説だったっけ?と思うようなドレイクの活躍ぶりとその一生を描いた一冊。子供時代から始まり、海賊船の船長となり、世界一周の旅へ、帰国後、女王公認の海賊となり、スペインの無敵艦隊を破る。
大航海時代 ――旅と発見の二世紀 ※update
ボイス ペンローズ /ちくま学芸文庫
大航海時代の200年をまとめた1冊。まとめたといってもコンパクトということではなく、それぞれ詳細に紹介されています。コロンブスやマゼランなどの有名な公開からあまり知らない冒険家の旅まで取り上げており、ドレイクについても「ドレイクの時代」の項目あり。公開に出る前に船員たちを集め全員に首を言い渡した後に、「今からお前たちは私とイギリスのつかえて働くものだ」と再雇用して、式を挙げた話が面白かったです。この本は2020年に出版されましたが、もとは1952年に刊行された本であり、現在の評価(コロンブスが現地のインディオたちにとっては訳債でしかなかった、など)の視点ははありませんが、それはそれで。
海の勇者たち
ニコラス モンサラット /徳間文庫
フランシス・ドレイクの元、水夫として働くマシューはスコットランドの魔女から不死身を宣告された男だった――。ドレイク、ハドソン、モーガンら名だたる海の冒険者たちの活躍をマシューの目を通して描いた海洋冒険小説。残念ながら廃刊ですが、中古で入手できそう。全3巻です。
7つの黄金郷(エルドラド)
山本鈴美香 /中公文庫
16世紀イングランド。レッドフォード侯爵は、王位継承権を持つ双子の兄妹を命の危険から守るため、海賊フランシス・ドレイクに預ける――という出だしから荒唐無稽かつロマンチックなスケールの大きい少女漫画。インカ、秘境エルドラド、海賊、ジプシー、貴族などスケールの大きなキーワードがこれでもかと詰まった大作です。タカラヅカで舞台化したっけ?と思うような物語というと分かっていただけるでしょうか。残念ながら未完に終わっています。文庫版は全6巻。
フランシス・ドレイク関連映画
パイレーツ・オブ・オーシャンズ ~キャプテン・ドレークの不滅の航海~
2011年 / 監督:デヴィッド・フローレス
TVムービー。特に著名な俳優が出ているわけではなく、いかにも「パイレーツ・オブ・カリビアン」を狙って付けた邦題という感じがしますね(原題は「The Immortal Voyage of Captain Drake」)。ドレイクの人生を描く、というのではなく、ドレイクを主人公にしたフィクションのファンタジーアドベンチャーです。
エリザベス:ゴールデン・エイジ
2011年 / 監督:シェカール・カプール
ケイト・ブランシェットが女王を演じる「エリザベス」の続編。映画の中にまったく「フランシス・ドレイク」は出てきません。出てきませんが、エリザベスの寵臣・ウォルター・ローリーが、アルマダ海戦でイギリス艦隊副司令官として指揮をとり、「火船戦法」でイギリス艦隊を勝利に導いているんですが、あれ?それってドレイク……というわけでピックアップしました。登場人物を分かりやすくするためか、ドレイクの役割というか功績をウォルターにかぶせたんでしょうかねー。ウォルターも冒険家であったことや、ウィキペディアによるとウォルターの父の最初の妻の実家がドレーク家らしく、縁もなきにしもあらず……ですが。
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