チャールズ・バベッジ

第四特異点『死界魔霧都市 ロンドン』 キャスター ★3

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チャールズ・バベッジはこんな人物

チャールズ・バベッジ(Charles Babbage、1791年~1871年)は、イギリスの数学者。世界で初めて「プログラム可能」な計算機を考案し、「コンピュータの父」と呼ばれることもある。

教育熱心だった両親の元、ケンブリッジ大学のトリニティ・カレッジに入学したバベッジは、大学の数学教育のレベルの低さに失望したという。

1820年代初め、階差機関 (difference engine) と名付けた多項式関数の値を計算する機械の設計を開始、試作にとりかかったが完成はしなかった。後に改良を加えた「階差機関2号機」を設計したが、制作は行われなかった。また、階差機関の製作が破綻した後、パンチカードでプログラムを組むことができる汎用的で複雑な「解析機関」を構想し、その設計を改良し続けた。いずれも完成させることはできなかったが、1991年、バベッジの本来の設計に基き、当時の技術の精度に合わせて階差機関が組み立てられ、完全に機能したことから、バベッジのマシンが当時完成していれば動作していたことが証明された。(参考:ウィキペディア

管理人
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バベッジの死後、彼の「脳」は取り出され、半分はイングランド王立外科医師会で保管され、もう片方はサイエンス・ミュージアムで展示されています。優秀すぎるのもなんだかな…という感じです

チャールズ・ バベッジ 関連書籍

チャールズ・バベッジ―コンピュータ時代の開拓者
ブルース・コリアー /大月書店

バベッジが数学者となるまでから、階差機関、解析機関の発明に至るまで、そして彼以降のコンピュータ科学者たち、についてまとめています。バベッジの構想した解析機関は死後70年以上経った1944年にIBMが完成させたマークIよりもプログラミングの柔軟性において優れていたといわれているそう。この「オックスフォード科学の肖像」シリーズは、専門家でない読者読んでも分かりやすく科学者の功績と人文像を伝える伝記シリーズ。ほかに、エジソンもあり。

ディファレンス・エンジン
ウィリアムギブスン,ブルーススターリング /ハヤカワ文庫

チャールズ・バベッジが完成を夢見た「階差(この本では「差分」と訳されています)機関(ディファレンス・エンジン)」 が実際に完成し、普及していたらどんな世界が訪れていただろうか。スチームパンクと呼ばれる作品の記念碑的な存在。石油ではなく、階差機関の動力源である蒸気が産業の柱となった世界で、バベッジをはじめ多数登場する実在の人物は、我々の知る現実とは異なる職業や地位となって登場する。福沢諭吉も登場するんですよ。上下2巻。下巻はこちら

コンピュータ開発のはてしない物語
小田 徹 /技術評論社

コンピュータの起源ともいれる「計算機」はいつごろから存在したのか、「最初のコンピュータ」の誕生から、現在、誰もが手軽にパーソナルコンピュータを利用できるようになった歴史をざっくり紹介。バベッジが提唱した機械式の計算っから電子式へととってかわるまで、そして誰もが知っているIBMやAppleの登場、インターネットの時代についても言及。まあそれだけに大まかな歴史で、それぞれの技術の詳細とまではいきません

チャールズ・ バベッジ 関連映画

クローン・オブ・エイダ
Conceiving Ada 1997年/監督:リン・ハーシュマン・リーソン

バベッジは、詩人バイロンの娘であり、初めてプログライングを行ったといわれるエイダ・ラブリスと親交がありました。エイダはバベッジの階差機関に興味を持ち、師弟関係を結び、後に解析機関についての著作を残しています。映画は遺伝学的伝達を研究する女性科学者エミーが、DNA記憶拡張装置によって、19世紀のエイダとの交信に成功。エイダに自分を重ねるエミーはエイダの最期にある提案を行う、というもので、バベッジも登場します。演じるのはジョン・オキーフという俳優さんで、ほかにあまり出演作はないもよう。エイダを演じるのはティルダ・スウィントン。

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