第三特異点『封鎖終局四海 オケアノス』 神代巨神海洋 アトランティス セイバー ★1
FGO(Fate/Grang Order)のサーヴァント「イアソン」の元ネタに関する書籍や映画などを紹介しています。間違いがありましたらご指摘いただけると嬉しいです。また、書籍の感想やお勧めの書籍や映画があれば、ぜひお知らせください。
イアソン様については「メディア」や「ギリシア・ローマ神話」も参考にしてくださいね。
イアソンはこんな人物
イアソンは、ギリシア神話に登場する英雄。イオルコスの王アイソンの息子だが、叔父ぺリアスが王位につき、幼いイアソンは、ケイローンに預けられる。成人し、王位返却を要求するが、条件として要求されたコルキスの宝「黄金の羊毛」を得るため、アルゴ―号を建造し、勇者を募って冒険の旅に出る。この乗組員はアルゴノーツ(アルゴナウタイ)と呼ばれ、ヘラクレス、カイニス、アタランテ、アスクレピオス、オルフェウスらが名を連ねるとされる。コルキスの王女メディアの協力を得て羊毛を手に入れ、帰還するが約束を反故にされる。怒ったイアソンはメディアの魔力を利用してペリアスとその娘を殺害するが、国を追われコリントスに逃れる。しだいにメディアを疎ましく思い始めたイアソンは、コリントス王から娘グラウケとの結婚を持ち掛けられ、応諾。裏切られたメディアは、毒を塗った衣装をグラウケに贈り、彼女と父王を焼き殺したのち、イアソンと自分の子供も手にかける。(参考:ウィキペディア)
イアソンさんって英語圏ではジェイソンって読むのよ。マスクかぶってそうだとか、坊主頭でイカしたアクションやってくれそうだとか、想像するだけで大笑いよ。超ウケたわ。
イアソン関連書籍
アルゴナウティカ
アポロニオス /京都大学学術出版会
紀元前3世紀の詩人アポロニオスによって書かれた叙事詩。黒海の果ての地、コルキスから金羊毛皮を取り戻すため、イアソンが冒険に出るに至ったいきさつから船の建設、同志を募り冒険の旅に出て、金羊毛皮を手に入れ帰国するまでを描く。ちなみにここではアタランテやアスクレピオスは乗船しません。私は旧訳で読んだので、少々読みづらかったです。、アルゴノーツをテーマにした作品としては現存する最古のものとなります。
Amazon HMV&BOOKS online 紀伊國屋書店
アルゴー号の冒険とトロイア戦争
金子 史朗 /原書房
物語を紹介するというよりは、この神話や物語にはにはこんな意味が潜んでいる……というのを解き明かすエッセイ。黄金の羊毛を求めて旅に出る、というエピソードは、黄金の羊毛とは砂金を集めるための敷物であった、とか、青銅器をつくるための錫を求める旅だったのでは、という感じ。ノアの箱舟やピラミッドなどについてなども紹介。気軽によめますが、表題のエピソードは数ある中の1つなので、それ目当てに入手するほどではないかとも思いますが、興味のある方はぜひ。
アルゴー号の大航海―ギリシア神話より
ジョバンニ カセリ /評論社
長さ3.5m地図で、ギリシアから黒海へのアルゴ―豪の航路を再現し、航海途中の冒険を、絵と文でパノラマ絵巻物ふうに紹介したビジュアル・ブックです。値段が高いのが、玉にキズ。
マンガ ギリシア神話〈6〉激情の王女メデイア
里中 満智子 / 中公文庫
巻タイトルはメディアですが、イアソンの出生からケイローンに預けられるまでや、アルゴノーツを結成し、冒険に出るエピソード、金羊毛を得て帰国するも国を追われコリントスへ向かうも、メディアを裏切ったことで何もかもかも失い、メディアと離別した後、孤独に亡くなるまでの物語もちゃんと紹介しています。
ゴールデン・フリース
ロバート・J・ソウヤー/ハヤカワ文庫
ロバート・J・ソウヤーのSFミステリー。イアソンの元ネタというより、イアソンが元ネタ。惑星コルキスをめざす宇宙船アルゴ船内で、女性科学者が殺された。冒頭で明かされる犯人は宇宙船を制御するAI「イアソン」。なぜ「イアソン」は彼女を殺害したのか。物語は、「イアソン」の視点で語られる。
イアソン関連映画
アルゴノーツ 伝説の冒険者たち
JASON AND THE ARGONAUTS 2000年 / 監督:ニック・ウィリング
米ホールマーク製作のTVムービー。レイ・ハリーハウゼンによる1963年の特撮映画「アルゴ探検隊の大冒険」のリメイク版でもあります。イアソン(ジェイソン)を演じるのは、「バッド・チューニング」のジェイソン・ロンドン。ちらっとケイローン先生も登場します。イアソン(ジェイソンですが)、モテてます。
アルゴ探検隊の大冒険
JASON AND THE ARGONAUTS 1963年 / 監督:ドン・チャフェイ
上記作品の元、レイ・ハリーハウゼンによる1963年の特撮映画。ミニチュアを動かして撮影したストップモーションアニメと人間との合成。イアソン(ジェイソン)を演じるのは、トッド・アームストロング 。メディアを演じたナンシー・コバックは、妖艶で美しいです。2作品とも「恐ろしくない(恐ろしくなる前の)メディア」です。
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