ハンス・クリスチャン・アンデルセン

第四特異点「死界魔霧都市:ロンドン」 キャスター ★2

FGO(Fate/Grang Order)のサーヴァント「ハンス・クリスチャン・アンデルセン」の元ネタに関する書籍や映画などを紹介しています。間違いがありましたらご指摘いただけると嬉しいです。また、書籍の感想やお勧めの書籍や映画があれば、ぜひお知らせください。

アンデルセンはこんな人物

ハンス・クリスチャン・アンデルセン(Hans Christian Andersen,1805ー1875)はデンマーク生まれの童話作家、詩人。現在では、作品も含め知らない人はないほど著名だが、生前は挫折と苦悩に満ちた人生だったと言われる。代表作は「人魚姫」「みにくいアヒルの子」「マッチ売りの少女」など。(参考:ウィキペディア

管理人
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私が一番好きな作品ですか? 1つに絞るのは難しいですが、「すずの兵隊」ですねー。え、だれも聞いてない?

アンデルセン関連書籍

アンデルセン自伝  
ハンス・クリスチャン・アンデルセン (著), 大畑 末吉 (訳) / 岩波文庫
残念ながら版元で品切れですが、中古で入手可能。貧しかった時代から童話作家となるまで、生涯を通じて多かった旅での紀行文、様々な人との交わりなど、美しい文章で描かれています。「私が書いたものはほとんどが私自身の映像である」と書いており、必ずしも幸せな物語ばかりではない、アンデルセンの童話に漂う寂しさや切なさの理由がわかる気がします。ちなみに、2005年に生誕200年を記念して、いわさきちひろのイラストによる「アンデルセン自伝 ぼくのものがたり」(講談社)が出版されましたがこちらも現在は廃刊。


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完訳アンデルセン童話集 1
ハンス・クリスチャン・アンデルセン (著), 大畑 末吉 (訳)/ 岩波文庫
子供向けに抄訳されたものではなく、原文を翻訳した作品集です。全7巻で制作年をほぼ追う形で収録されており、1には「人魚姫」「親指姫」「皇帝の新しい着物(裸の王様)」など。2には「みにくいアヒルの子」「雪の女王」「マッチ売りの少女」「赤いくつ」など、3以降は1,2と比べると地味な作品が多いですが「さやからとび出た五つのエンドウ豆」「最後の真珠」など、4には「沼の王の娘」「まぬけなハンス」など、5には「農家のおんどりと風見のおんどり」「雪だるま」など、6には「プシケ」「カタツムリとバラの茂み」など、7には「ノミと教授」「木の精ドリアーデ」など。

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芸術家たちの秘めた恋―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代 
中野 京子/集英社文庫 
作曲家メンデルスゾーンとアンデルセン、スウェーデンのソプラノ歌手ジェニー・リンドをめぐる歴史ものというより恋愛小説的な作品。メンデルスゾーンとアンデルセンにこういう縁があったとは。ジェニー・リンドは、映画「グレイテスト・ショーマン」に登場していましたね。よく見たら著者は「怖い絵」シリーズの中野京子氏でした。それにしても中野氏は書きまくってますなぁ(儲けまくってるともいえる)。


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ありのままのアンデルセン: ヨーロッパ独り旅を追う 
マイケル ブース/晶文社 
生涯を通して幾度も旅をつづけたアンデルセン。「英国一家、日本を食べる」で一躍時の人となったマイケル・ブースのデビュー作。結婚を機にデンマークに居住することになった英国人の著者が、現地の文化に溶け込もうと、アンデルセン作品を読み進めるうち、アンデルセンの生き方に興味を持ち、日記や手紙を手がかりにして、アンデルセンを追体験するヨーロッパ縦断の旅に出る。


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宗教を物語でほどく アンデルセンから遠藤周作へ 
島薗 進 /NHK出版新書 
宗教性を持った古今東西の物語を「死」「弱さ」「悪」「苦難」の4つのキーワードから読み解くことで、現代における宗教心について解説。アンデルセンの「人魚姫」と「マッチ売りの少女」を紹介しています。著者は「作家たちには「童話」というファンタジックな物語形式によってこそ、現代人には伝わりにくくなってしまった大切な何か、本来、宗教が伝えようとしてきた何かを伝えることができる、という考えがあった(引用)」と述べています。


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アンデルセン関連映画

アンデルセン物語 
HANS CHRISTIAN ANDERSEN 1952年 /監督: チャールズ・ヴィダー

ダニー・ケイがアンデルセンを演じるミュージカル。バレエダンサー、ドロとの恋を中心に描いた作品で、彼の人生を忠実に再現した映画ではないけれど、映画内に挿入されているバレエ「人魚姫」は、ドロ役のジジ・ジャンメール、王子はジジの夫で振付も担当したローラン・プティ、となんとも豪華なのが見どころのひとつ。


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アンデルセン物語 Complete DVD-BOX
1971年に、フジテレビ系列で放送していた「カルピスまんが劇場」枠のテレビアニメ「アンデルセン物語」全52話。キャンディとズッコの2人(2匹?)の妖精が狂言回しとなって、時には物語に介入してアンデルセンの作品を紹介するミュージカルアニメ。キャンディの声は増山江威子、ズッコは山田康雄。そう、のちに「ルパン三世」で峰不二子とルパンを演じる2人なのでした。


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リトルマーメイド
HANS CHRISTIAN ANDERSEN 1952年 /監督: チャールズ・ヴィダー
ディズニーのプリンセスアニメかつニュージカルアニメの1作。ディズニーらしくハッピーエンドで終るため、原作と印象がまったく異なります。作詞ハワード・アシュマン、作曲アラン・メンケンのコンビによるディズニーミュージカル作品の1作目(のちに「美女と野獣」の大ヒットを生み出します)で、サブキャラによるノリのいい曲(本作ではカリプソの「アンダーザ・シー」)やヒロインが歌い上げる曲(本作では「パート・オブ・ユア・ワールド」)など王道の作りになっていて曲は素晴らしいんですけどね。ディズニーは「みにくいアヒルの子」も短編で映画化しています。


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