武則天

亜種特異点Ⅱ『伝承地底世界 アガルタの女』 アサシン ★4

FGO(Fate/Grang Order)のサーヴァント「武則天」に関する書籍や映画などを紹介しています。間違いがありましたらご指摘いただけると嬉しいです。また、書籍の感想やお勧めの書籍や映画があれば、ぜひお知らせください。

武則天はこんな人物

武則天(624~705)は、中国史上唯一の女帝。唐の高宗の皇后となり、後に唐に代わり武周朝を建てた。呂后、西太后とともに「中国三大悪女」の1人に挙げられる。

武則天は姓は武、名を照といい、637年、14歳で太宗の後宮に入り寵を受けたが、「李に代わり武が栄える」との流言が蔓延し、「武照の聡明さが唐朝に災禍をもたらす」ととらえた太宗は彼女を遠ざける。だが、太宗の子である李治(後の高宗)に近づき、李治の寵愛を得た武照は、太宗の崩御後、出家するも正式な仏尼にならず、女性の道士(坤道)となる。高宗が帝位につき、再び後宮に入宮すると、皇后と寵妃蕭淑妃を失脚させ、立后後に処刑する。病弱だった高宗に代わり、政治の実権を握り「垂簾の政」(簾越しに皇后が皇帝を操る政治)を行った。

高宗の死後、690年に自ら皇帝として即位、国号を周(武周)に改め、洛陽を都に制定。中国史上、唯一の女帝となる。即位後は仏教を重んじ、諸寺の造営、寄進を盛んに行った他、自らを弥勒菩薩の生まれ変わりと記した「大雲経」を納める「大雲経寺」を全国の各州に造らせた(日本の国分寺のモデルとされる)。また、有能な官吏を登用し、彼女の登用した人材が玄宗時代の開元の治を導いたことから、近年では彼女の実績を積極的に評価する動きもみられる。(在位(参考:ウィキペディア

武則天関連書籍

則天武后 
氣賀澤 保規 /講談社学術文庫
男性中心の古代社会において皇帝の座にまで登りつめた唯一の女性、武則天。彼女が目指したものとは何だったのか。小説ではないんですが、小説のような味付けで描かれた1冊。そのぶん読みやすいです。


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則天武后―女性と権力
外山 軍治 /中公新書
かなり古い本なのですが、則天武后がいかにして女帝となったか、何を行ったのかなどがうまくまとめられています。特に文化面での彼女の業績を評価しています。


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世界悪女物語
澁澤 龍彦  /文春文庫
澁澤 龍彦がピックアップした世界の悪女12人。東洋の悪女、と思い浮かべたときに日本は中国の悪女たちに比べ、スケールが小さいという話に確かになぁ…と。というか中国の悪女のスケールがでかすぎる気もします。FGOからは、則天武后(武則天)のほか、、クレオパトラ、マリー・アントワネット、エリザベート・バートリの4人が選出。もっとたくさんの悪女について、ざっくり知りたい方は、「本当は怖い」シリーズの桐生操による「世界悪女大全」を。武則天やクレオパトラら69人の悪女のゴシップ集ですが、スケールの大小などやや微妙な人選もあり。河出文庫版もありますが、文春文庫版のほうが新しいため、こちらをリンクしました。紙の本は河出のほうが入手しやすいかも。


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中国の歴史6 絢爛たる世界帝国 隋唐時代
氣賀澤 保規 /講談社学術文庫
上記の「則天武后」の著者による隋唐帝国の興亡史。400年にわたる分裂を終わらせ統一を果たした隋だが短命に終わる。代わって主率された唐王朝は、均田制・租庸調・府兵制を中心とする律令体制によって国力を充実させ、途中則天武后による周王朝で中断するが、彼女の死後は国際都市・長安を中心とした文明国となる。講談社創業100周年企画「中国の歴史」の学術文庫版の第6巻です。


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則天武后
塚本 靑史 /日本経済新聞出版
「皇后立志篇」と「万歳通天篇」の上下2巻からなる歴史小説。歴史小説といってもスケールの大きさよりは、彼女の生きざまというか行動を細かく描いた感が強い感じです。特に下巻は、実の子を殺し、ライバルたちを殺し、晩年は色恋に狂い、というやや滅入る内容w


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武則天関連映画

武則天 -The Empress- 
武媚娘傳奇 2015年・中国 / 監督:ガオ・イージュン

中国時代劇の歴代視聴率1位、中国エミー賞3冠を獲得した2015年放送の最新武則天テレビドラマ。武則天を演じるのは、「X-MEN:フューチャー&パスト」のファン・ビンビン。美しいです。第1話は無料配信で見ることができます。(下の動画もそうです)。全83話。恋愛ドラマなため、そっちに重心が置かれているのが、武則天の生涯を考えると物足りない感はありますが、悪女的な描かれ方が多い彼女に好意的な展開です。

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武則天 秘史 
武則天秘史 2011年 / 監督:チョン・フォン

こちらもテレビドラマ。彼女の若いころから晩年まで描いており、「武則天 -The Empress-」よりも彼女の人生をクローズアップした物語になっていると思います。3人の女優が青年~中年~老年期の武則天を演じてまして、左のジャケ写の女性は一番若い時代を演じたイン・タオ(「蒼穹の昴」)ですが、中年期を演じたリウ・シャオチンが「芙蓉鎮」「西太后」などの大作映画にも出演した一番著名な女優ですかね。すでにテレビドラマで武則天を演じてます(下の作品)。

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則天武后
武則天 1995年
昔NHKで放送してました。上記2作より地味ですが、人物ドラマとしては一番よくできているように思います。全30話。ちなみに主演のリウ・シャオチンは、女優として名を成す傍ら、不動産や化粧品などの会社経営でも成功し、大金持ちに。でもその後巨額の脱税容疑で逮捕されるというハデな経歴の持ち主。日本でもニュースになってた気がします。

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