イベント「ホーリー・サンバ・ナイト」 ランサー ★５
GO（Fate/Grang Order）のサーヴァント「ブラダマンテ」の元ネタに関する書籍や映画などを紹介しています。間違いがありましたらご指摘いただけると嬉しいです。また、書籍の感想やお勧めの書籍や映画があれば、ぜひお知らせください。
ブラダマンテはこんな人物
ブラダマンテは、シャルルマーニュ伝説に登場する架空の女騎士。シャルルマーニュ十二勇士の1人リナルドの妹で、白い羽根のついた兜と白いスカーフを身に着けた美しい女騎士で、腕もたつ。アフリカ軍との戦いに参戦、サラセン人のロジェロ（ルッジェーロ）と出会い恋に落ちるが、2人はなんども離別する憂き目にあう。ロジェロがキリスト教に改宗するもブラダマンテの両親は結婚を認めず、ギリシャ貴族との結婚を勧めたたため、ブラダマンテは自分と戦って勝った相手と結婚するといい、ロジェロはこの試練に打ち勝ち、2人はようやく結婚する。（参考：ウィキペディア）
ブラダマンテ関連書籍
シャルルマーニュ伝説 中世の騎士ロマンス
トマス・ブルフィンチ／講談社学術文庫
ブルフィンチによるダイジェスト伝説本。シャルルマーニュ伝説で網羅性のあるものはこれくらいしかないんですよね。ブラダマンテとロジェロのロマンスのほか、アストルフォやマンドリカルドについても紹介しています。ほかに類似の書籍がないため、中古でも高値になっているのが難。講談社の前に出版されていた現代教養文庫版で探すのもありかも。Amazonではオンデマンド印刷版もあり。
狂えるオルランド
アリオスト／名古屋大学出版会
マッテーオ・マリーア・ボイアルドによる「恋するオルランド｝（日本語訳はなし）の続編として、書かれた叙事詩で今風にいうなら、二次創作というかファンフィクションでしょうか。メインはもちろんオルランド（ローラン）なのですが、ブラダマンテと敵方のイスラム軍の勇者、ルッジェーロ（ロジェロ）との恋物語も描かれています。物語は恋物語のようであり、ファンタジーのようであり、中身は面白いのですが、叙事詩で、小説のような文章ではないため、苦手な方もいそうです。難点はやはり入手しづらいこと。図書館などで探してみるのがおすすめです。
Amazon
不在の騎士
イタロ・カルヴィーノ ／白水Uブックス
中世騎士道の時代、シャルルマーニュ麾下のフランス軍の勇将アジルールフォ。彼はかなり風変わりな騎士で、その真っ白い甲冑のなかは、空っぽ。彼は、肉体を持たずに意志の力によって存在するのだが、騎士の資格を疑われて証をたてるため、旅に出る。彼を慕い後を追う女騎士ブラダマンテ、さらに彼女に恋する若者ランバルドも後を追い……という奇想天外な冒険物語。「不在」はそこにいないということではなく「存在しない」の意味ですね。河出文庫からも出ていましたが、版の新しいこちらのほうが入手しやすいです。
ブラダマンテ関連映画
ハーツ・アンド・アーマー
I paladini – Storia d’armi e d’amori 1983年／監督：ジャコモ・バティアート
日本未公開でビデオになったのみ。ローランとアンジェリカ、ブラダマンテとロジェロという２つの恋愛が軸に。女騎士ブラダマンテは、占いで「ムーア人と恋に落ちるが、その男はローランに殺される運命にある」と告げられていた。ムーア人の王女アンジェリカを捕らえたブラダマンテは、アンジェリカを追ってきた彼女の兄のロジェロを見て、そのお告げを思い出す。ブラダマンテを演じるバルバラ・デ・ロッシはこんな感じ（IMDBより）
下記動画は、１時間４０分もあるので本編まるっとかな？と思います。
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