カイニス

星間都市山脈 オリュンポス ランサー ★4

FGO(Fate/Grang Order)のサーヴァント「カイニス」の元ネタに関する書籍や映画などを紹介しています。間違いがありましたらご指摘いただけると嬉しいです。また、書籍の感想やお勧めの書籍や映画があれば、ぜひお知らせください。

カイニスはこんな人物

カイニス(Kainis、カイネウス Kaineus)は、ギリシア神話に登場する人物で、テッサリアー地方のラピテース族の王の娘。美しい乙女だったカイネスは、海岸を歩いているとき、彼女を見初めたポセイドンに襲われる。ポセイドンから望みをかなえてやると言われたカイニスは「二度とこのような目に合わないよう男性にしてほしい」と依頼、不死身の男となったカイニスは、カイネウスと名乗り、カリュドーンの猪狩りやアルゴー号の冒険(「アルゴナウティカ」は息子が参加したと記している)に参加したといわれている。その死はケンタウロスとの戦闘によるもので、大木を幾重にも積み上げて殺されたとも、大地に埋められ上から岩をおかれて殺されたともいわれている。「変身物語」では、カイニスが生き埋めになった山積みの木から金色の鳥が飛びたったとされている。(参考:ウィキペディア

カイニス関連書籍

オウィディウス 変身物語
オウィディウス / 岩波文庫
カイニスが登場するのは下巻。男になったいきさつと最期について記されています。最期については、ペイリトオスとヒッポダメイアの結婚式の最中の出来事だっとしており、勇ましく戦うカイネウス(カイニス)に、ケンタウロスだちは、「戦争は男にまかせて、女なら糸紡ぎでもやっていろ」と侮辱したが、彼を負傷させることができず、ついには山を丸裸にするくらいの木を積み上げて生き埋めにした。カイニスが埋められた大木の山から金色の鳥が飛び立ち大空へ昇っていったという


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女性と神話 ギリシア神話にみる両性具有
ジョルジュ・ドゥヴルー /新評論
ギリシア神話には性にまつわるエピソ-ドが多いです。カイニスは女性から男性になりましたが、預言者のテイレシアスは、交尾している蛇を打ったことで女性になり、のちに再び交尾している蛇と遭遇し、これを打ったところ、また男性に戻った。美少年のヘルマプロデートスに恋したニュンペーのサルマキスは彼にに抱きつき、2人を離さないでと願ったため、そのまま一体化してしまい、ヘルマプロディトス両性具有となった話、ゼウスの額からアテナが生まれたなどのエピソードもある。この本はなぜこうした神話や伝承が生まれ、伝承されるにいたったかを解説しています。

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BG、あるいは死せるカイニス
石持浅海 /創元推理文庫
直接、というかカイニス自身はでてこないんですが。全人類が生まれた時はすべて女性でのちに優秀な女性の一部が男性に転換するという世界。男性化候補の筆頭で、誰からも慕われていた姉が何者かに殺された。数日後、その後継といわれた女性も殺害される。姉の遺した「BG」のメッセージとは……。


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