ニューイヤーピックアップ召喚2018 フォーリナー ★5
FGO(Fate/Grand Order)のサーヴァント「葛飾北斎」の元ネタに関する書籍や映画などを紹介しています。間違いがありましたらご指摘いただけると嬉しいです。また、書籍の感想やお勧めの書籍や映画があれば、ぜひお知らせください。
葛飾北斎はこんな人物
葛飾 北齋(1760ー1849)は、江戸時代後期の浮世絵師。「富嶽三十六景」や「北斎漫画」をはじめ、生涯に3万点を超える作品を発表した世界的にも著名な画家。生涯に30回と頻繁に改号したほか、部屋が汚れるたびに転居したため、90回以上も引っ越ししたという。90歳で亡くなる寸前まで絵を描くことへの意欲は衰えず、「あと10年、あと5年、命が長らえたら本物の絵描きになれる」と語ったという。FGOでは、北斎の三女で画家のお栄(葛飾応為)と、コンビで登場するサーヴァント。(参考:ウィキペディア)
葛飾北斎関連書籍
ブームでもあり、応為メインで選びました。
百日紅
杉浦 日向子 / ちくま文庫
天才浮世絵師葛飾北斎とその娘お栄(葛飾応為)を中心とした実在の人物たちを軸に当時の、江戸の風俗や庶民の生活をホラー、恋愛、コメディなど様々な側面から描いた漫画。上下2巻。アニメ映画化もされました。
眩 (くらら)
朝井 まかて/ 新潮文庫
北斎の右腕として風景画から春画までをこなす一方、自分だけの光と色を終生追い続けた女絵師・応為。お栄にスポットを当てた作品で読み応えある物語はもちろん、絵の道具や日常の細かな描写も江戸の絵師たちの日常を描いて素晴らしい。
北斎娘・応為栄女集
久保田 一洋/藝華書院
応為の作品を中心に見たい方に。作品の紹介に加え、ちょっとしたエピソードや父子の作風の類似点・相違点なども解説する。
葛飾北斎関連映画
HOKUSAI
2021年 監督:橋本一
新コロナウイルスの営業で公開が2021年に延びた最新作の「HOKUSAI」。北斎を演じるのは、柳楽優弥と田中 泯(老年期)。お栄を演じるのは脚本を兼ねた河原れん。
眩(くらら)~北斎の娘~
2018年
上記の朝井まかての小説「眩」をNHKがドラマ化。とても評価の高かったドラマです。お栄は宮崎あおい、北斎は長塚京三。
北斎漫画
1981年 / 監督:新藤兼人
40年近く前の映画です。北斎は緒形拳。お栄は若かりし田中裕子。タイトルに「北斎漫画」とありますが、北斎漫画についてはまったく触れられていません(富嶽三十六景もない)。エキセントリックな北斎の生きざまを描いた作品……なんですが、たぶん最大の見どころは、魔性の女を演じる樋口可南子とタコの絡み。鉄棒ぬらぬら名義の「蛸と海女」を実写映像化(タコは作りものですけどね)したシーンでしょうか。
百日紅~Miss HOKUSAI~
2015年 監督: 原恵一/声の出演:杏, 松重豊, 濱田 岳, 高良健吾, 美保純
上記のマンガ「百日紅」のアニメ映画。いわゆる声優さんが声を担当していないことが意外といい味を出しているようにも思いました。
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