第2部1章 獣国の皇女 永久凍土帝国 アナスタシア アヴェンジャー ★3
FGO(Fate/Grang Order)のサーヴァント「サリエリ」に関する書籍や映画などを紹介しています。間違いがありましたらご指摘いただけると嬉しいです。また、書籍の感想やお勧めの書籍や映画があれば、ぜひお知らせください。
サリエリはこんな人物
アントニオ・サリエリ(1750- 1825)は、イタリア・レニャーゴ生まれの作曲家。神聖ローマ皇帝ヨーゼフ二世に仕えた宮廷楽長で、ベートーヴェン、シューベルトを指導したこともある。没後はその名前も曲も忘れられていたが、ピーター・シェーファーの戯曲「アマデウス」により、注目を浴びる存在となり、再評価の動きもでている。映画「アマデウス」でモーツァルトを死に追いやり、晩年は精神病院で過ごした、というのは脚色。(参考:ウィキペディア)
サリエリ関連書籍
サリエーリ 生涯と作品 モーツァルトに消された宮廷楽長
水谷 彰良 / 復刊ドットコム
彼はほんとうにモーツァルトの天才に嫉妬し、毒殺したのか。作品年表などの資料も充実。サリエリについて日本語できちんと書かれた書物がほとんどないため、唯一の評伝。

この著者の水谷氏と一緒にいく旅行ツアー「サリエーリ(サリエリ)に逢いにいく」が2020年10月出発予定で実施されるようです。生まれ故郷のレニャーゴをはじめ、ウィーンやベネツィアなどゆかりの地をめぐり、オペラ鑑賞もあるそうです。
宮廷楽長サリエーリのお菓子な食卓: 時空を超えて味わうオペラ飯
遠藤 雅司 /春秋社
「歴メシ!」の著者による第3弾の料理本。サリエリの歌劇「ダナオスの娘たち」「ヴェネツィアの市」やモーツァルトの「ファルスタッフ」「コジ・ファン・トゥッテ」などの作品にちなんだお菓子と解説、
モーツァルトは子守唄を歌わない
森 雅裕 /講談社
舞台はモーツァルトが亡くなってから18年後のウィーン。作曲家ベートーヴェンが、弟子のチェルニー(ツェルニーです)とともにモーツァルトの死の真相を解き明かす、という設定自体にワクワクしてしまうミステリー。江戸川乱歩賞受賞作ですが、復刊ドットコム版も含め入手難です、
サリエリ関連映画など
よくも悪くも映画「アマデウス」のインパクトは強烈。
アマデウス
Amadeus 1984年 / 監督:ミロス・フォアマン
サリエリはこの映画で一気に知られるところとなったものの、あまりにインパクトがありすぎて、凡庸なあまり才能を妬んで「モーツァルトを殺した」人物像が固定してしまったという功罪両面で貢献した作品。第57回アカデミー賞作品賞のほか、サリエリを演じたF・マーレイ・エイブラハムが、主演男優賞受賞。
くたばれアマデウス!
Forget Mozart / ZABUDNITE NA MOZARTA 1986年 / 監督:ミロスラフ・ルーサー
「アマデウス」とほぼ同時期に公開。モーツァルトの死から数時間後。彼が殺害されたのではないかと考えたペルゲン伯爵は、コンスタンツェ、サリエリら殺害の容疑者たちを集め、彼の死体を前に。尋問を開始するが、聞けば聞くほど全員が怪しい……。サリエリを演じるのはWinfried Glatzeder。VHSビデオが発売されたのみで、ほぼ入手は不可能なのですが、中古ビデオ屋さんなどで探してみてください。
サリエリ・アルバム
チェチーリア・バルトリ
映画ではなくCDです。イタリアのメゾソプラノ、バルトリによるサリエリ歌曲集。日本版は廃盤なので、輸入盤にリンクしています。モーツァルトやロッシーニに加え、古典バロックあんどの佳曲を取り上げているバルトリのその一環といえる作品集ですかね。
モーツァルトとサリエリ
Mozart i Salieri
プーシキンの戯曲をもとに、リムスキー=コルサコフがオペラにしたものです。プーシキンの戯曲が発表されたのは、サリエリの死後わずか5年。戯曲の書籍もオペラのDVDも発見できませんでしたが。オペラの日本語対訳が提供されていました。AmazonのリンクはオペラのCDになります。
サリエリ:まずは音楽、おつぎが言葉, モーツァルト:劇場支配人
Mozart i Salieri
1786年、ヨーゼフ2世はサリエリとモーツァルトにオペラを作曲させ、ジングシュピール歌劇団で上演するように命じたといわれています。その2作品を収めたニコラウス・アーノンクール指揮による企画盤。
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