アビゲイル・ウィリアムズ

異端なるセイレム フォーリナー ★5

FGO(Fate/Grang Order)のサーヴァント「アビゲイル・ウィリアムズ」の元ネタに関する書籍や映画などを紹介しています。間違いがありましたらご指摘いただけると嬉しいです。また、書籍の感想やお勧めの書籍や映画があれば、ぜひお知らせください。

アビゲイル・ウィリアムズはこんな人物

アビゲイル・ウィリアムズ(Abigail Williams, 1680~?)は、17世紀末、植民地時代の米国マサチューセッツにある清教徒の村セイラム(セイレム)で起こった「セイラム魔女裁判」の最初の告発者の一人とされる少女。ネイティブアメリカンに両親を殺害されたあと、叔父とともにセイラムで暮らしていたが、11歳の時、彼女と従妹のベティは友人らとともに親に隠れて降霊会に参加。その術中、突然暴れだすなど奇妙な行動をとるようになり、二人は医師によって悪魔憑きと診断された。彼女たちの告発で、下働きの奴隷ティテュバをはじめ、次々と村人が逮捕され、数か月のうちに100名以上の村人が魔女として告発され、19名が処刑、1名が拷問中に圧死、2人の乳児を含む5名が獄死した。アビゲイルはいくつかの裁判に参加した後、記録が途絶えており、1692年以降にアビゲイルがどうなったのか真相は不明。一説には他の少女と船でセイレムを去り、ボストンで娼婦になったといわれている(参考:ウィキペディア

マシュ
マシュ

暗い事件のあったセイラムですが、1960年代に人気のあったTVドラマ「奥様は魔女」では、ヒロインのサマンサの母がセイラム出身の魔女の家系という設定で、イメージを払拭したそうです。

管理人
管理人

今ではハロウィーンの時期には魔女イベントが開催されるとか。

アビゲイル・ウィリアムズ関連書籍

セイレムの魔術―17世紀ニューイングランドの魔女裁判
チャドウィック ハンセン/工作舎 
著ははアメリカ民俗額の研究家。当時の裁判記録や書簡、関係者の日記などの文献を丁寧に読み解くことで事件の真相に迫り、「魔術は本当に実在し、効力を発揮していた」という仮説からセイラム魔女裁判に関するこれまでの「定説」を論破していく。読み物というより学術研究書といった趣。

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呪われたセイレム―魔女呪術の社会的起源
ポール ボイヤー スティーヴン ニッセンボーム/溪水社
当時のセイラム内は派閥対立が起きており、事件を正しく導くための組織がなかったこと、また、政府の介入がなかったという政治的な側面が、事件をこれほどのおおごとにしたという分析。


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アーサー・ミラー〈2〉るつぼ
アーサー・ミラー/ハヤカワ演劇文庫
セイラム魔女裁判を題材にしたアーサー・ミラーによる戯曲。実直な農夫プロクターは召使いの少女アビゲイルと一夜の関係を持ってしまう。アビゲイルはプロクターの愛を得ようと、彼の妻を「魔女」として告発する。作品発表当時、赤狩りとマッカーシズムに対しての批判を描いたとされた。


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アビゲイル・ウィリアムズ関連映画

クルーシブル
The Crucible 1996年・米/監督:ニコラス・ハイトナー
アーサー・ミラーの戯曲「るつぼ」をミラー本人の脚色により映画化。アビゲイルは17歳の設定です。少女たちの他愛ない恋のおまじないの儀式(アビゲイルには不倫相手の妻を呪い殺す意図があった)が、牧師に目撃されたことで騒ぎとなり、少女たちが告発した人々が次々投獄され「魔女狩り」へと発展していく。アビゲイルを演じるのはウィノナ・ライダー。プロクターはダニエル・デイ・ルイス、妻にジョアン・アレン・


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