アキレウス

Fate/Apocryphaコラボイベント ライダー ★5

FGO(Fate/Grang Order)のサーヴァント「アキレウス」の元ネタに関する書籍や映画などを紹介しています。間違いがありましたらご指摘いただけると嬉しいです。また、書籍の感想やお勧めの書籍や映画があれば、ぜひお知らせください。

アキレウスはこんな人物

アキレウスは、ギリシア神話屈指の英雄。プティーア王ペーレウスと海の女神テティスとの間に生まれた。テティスは息子を不死の体にするために冥府を流れる川ステュクスの水にアキレウスの足首を持って浸すが、水につからなかったその部分が弱点となる(アキレス腱の由来)。トロイア戦争に参加し、トロイアの勇者ヘクトールとの一騎打ちに勝利するなど活躍するが、アポロンの力を借りたパリスの矢に弱点の足首を射られ、命を落とす。(参考:ウィキペディア

ダヴィンチ
ダヴィンチ

ペレウスとテティスの結婚式に招待されなかった争いの神エリスが怒って、「最も美しい女神へ」と書かれた黄金の林檎を投げ込んだことが「パリスの審判」になり、やがてはトロイア戦争へと……という因果なお話なのさ。「眠れる森の美女」の元になったともいわれているエピソードだよ。

マシュ
マシュ

トロイア戦争と英雄アキレウスについては、ヘクトールパリスペンテシレイアも参考にしてくださいね。

アキレウス関連書籍

トロイア戦争全史 
松田 治/ 講談社学術文庫
実は「イリアス」には、トロイの木馬もアキレウスの死も登場しません。こちらは「イリアス」と「オデュッセイア」の間の物語となるクウィントスの「トロイア戦記 」などの内容も網羅し、トロイア戦争の全容を解説。文庫版は廃刊ですが、Kindle版など電子書籍もあり。


Amazon 楽天kobo


トロイアの黒い船団―サトクリフ・オリジナル〈4〉 
ローズマリー・サトクリフ/原書房
サトクリフによる「イリアス」をベースにしたトロイア戦勝の物語。「パリスの審判」に始まり、「イリアス」「オデュッセイア」では語られない、アキレウスの死や木馬のエピソードも盛り込んでいます。このシリーズは挿絵がアラン・リー(「指輪物語」でも有名)なのですが、とても美しいイラスト。絵も物語の理解に役立ちます。


Amazon ブックオフオンライン楽天市場店


イリアム 
ダン・シモンズ/ ハヤカワ文庫
数千年後の未来。オリュンポス山の神々たちによるトロイア戦争の復活。エウロパに暮らす、モラヴェック(機械生命体)による火星探査、自動機械たち下僕に頼り何も行おうとしない地球の人間たち、の3つの物語が壮大に交錯します。ファン的ツボは、アキレウスとヘクトールが手を組んで戦うところでしょうかw ちなみに表紙イラストが生頼範義氏(KOEIの「信長の野望」や「三國志」、映画「SW」など)です。


Amazon ブックオフオンライン楽天市場店


オリュンポス 
ダン・シモンズ/ハヤカワ文庫
「イリアム」の続編で、よりボリュームアップし、こちらは文庫3巻。間違ってもこちらから読まないほうがいいです。ホメロスの「イリアス」はもちろんなんですが、シェイクスピアの「テンペスト」を読んでおくと理解の助けとなるかも。アキレウスがペンテシレイアを生き返らせるというエピソードがあります。ちなみにペンテシレイアは体にアフロディテの秘薬を塗っていたため、アキレウスは恋に落ちたそうな……。


Amazon 楽天kobo


ギリシア神話の光と影 ―アキレウスとオデュッセウス
吉田敦彦 /青土社
比類なき武勇を誇ったアキレウスと知略でアキレウスもなしえなかったトロイア陥落を実現させてオデュッセウスの2人を中心に解説。オデュッセウスの項では、キルケーについても触れています。

 


Amazon 楽天BOOKS


食べるギリシア人――古典文学グルメ紀行
丹下 和彦 /岩波新書
英雄アキレウスは何を食べていたのか? 古代ギリシャの食文化について、楽しく書かれた本。ワインは水割り、料理は手掴み(おパンで手を拭いた!)など、物語ではほとんどいっていいほど登場しない当時の「食」について紹介しています。

 


Amazon 楽天BOOKS

アキレウス関連映画

トロイ伝説:ある都市の陥落 
TROY: FALL OF A CITY 2018年 / 監督:デヴィッド・ファー ほか

BBCとNetflix共同制作のTVドラマ。パリスとヘレン(ヘレネ)の恋愛を元に壮絶な戦いが始まるのですが、ちょっと2人に感情移入というか共感しにくいのが難点でしょうか(まぁもともとこの2人に感情移入はしにくいですが)。アキレウスをアフリカ系アメリカ人の俳優が演じているのが珍しいです。

Netflix


トロイ
TROY 2004年 / 監督:ウォルフガング・ペーターゼン
ブラッド・ピットがアキレウスを演じるとあって、主役はもちろんアキレウス、神話要素はなく、アキレウスのロマンス要素も盛り込まれています。また「木馬」エピソードはアキレウス死後ですが、ここではアキレウスも木馬に潜んで攻め入ります。ちなみにオデュッセウスはショーン・ビーン。アキレウスの母テティスはジューン・クリスティ。

Amazon 楽天BOOKS


イフゲニア
Iphigenia 1978年 / 監督:マイケル・カコヤニス
エウリピデスの悲劇「アウリスのイフゲニア(アウリスのイピゲネイア)」を映画化。妻ヘレネをパリス奪われたメネラオスの兄アガメムノンは、戦いに際し、自分の娘イフゲニアをいけにえとするよう神託を受ける。勇者アキレウスとの婚儀が決まったと嘘をついて、妻クリュタイムネストラとイフゲニアを呼び出すが、クリュタイムネストラは、アキレウスから「結婚の話など知らない」と聞かされ驚愕する。イフゲニアを演じる女優さんかわいいですよね。日本人好みな感じ。アキレウスを演じるのは、Panos Mihalopoulos。こんな感じ(IMDB)。Amazonのリンク先は輸入盤です。一応日本公開もされている作品なんですが。

Amazon

コメント

タイトルとURLをコピーしました